エアコン取り付け―室内機の設置-
先日は設置場所についてでしたが、今回は設置方法についてお話します。
・天井・壁との距離が50mm以上ある(各機種の据付説明書に準ずる)
・エアコン専用コンセントの近く(コンセントに届く範囲)
・配管穴より高い位置(下がる場合はドレンポンプ)
・火災報知機から1.5m以上離れている(誤作動防止の為)
・前方や上方に障害物がない(送風を妨げない為)
・背面の壁や左右の幅を十分にとる(作業スペースの確保、家具との干渉を防ぐ為)
・安定して設置できる場所(室内機の落下を防ぐ為)
前回と重複する内容もありますが、ご容赦ください。
先ずは、配管穴を確認し適切な設置位置をお客様と確認のうえ選定します。場所が決まれば据付板の真ん中に軽くビスを打ち、据付板を仮固定し、水平器で据付板を推定にします。この時、人によって数ミリ程度配管穴に傾ける人もいます。その後、据付板上部にビスを打ち固定します。真ん中も含め、上部に5本程度打込みます。この時に必要であればカサ式ボードアンカーを使用します。据付板株に2カ所のツメがあるので、その部分をビスで固定したら据付板の設置は完了です。
集合住宅の場合、公団ボルトと言われるものが設置してある場合があります。その場合は公団ボルトに据付板を引っ掛け、勾配を水平器で確認し、逆勾配にならないよう気を付けナットを締めればOKです。ただ、ボルトが緩んでいないか確認しなければなりません。ボルトが緩んでいると室内機が落下する可能性があります。
据付板の設置が終われば室内機を引っ掛けるだけですが、現場の状態や個人の考え方次第で手重は様々あります。今回は右側後ろに穴が開いているオーソドックスなパターンを仮定します。室内機のカバーを外しVA、ドレンホース、を接続し据付板に室内機を引っ掛けるだけです。他の方法はVA、ドレンホースを繋げたら、配管も先に繋げて配管穴に通しながら室内機を最後に引っ掛けます。どちらの方法も間違いではありません。やり易い方法で作業することをお勧めします。熟練の職人さんは掛けてから繋ぐ方法と、繋いでからかける方法と使い分けている方が多い印象です。
室内機が掛かれば残りは室外機の作業と試運転だけです。右直、右横、右下、左直、左横、左下と6パターンがあります。配管穴の位置と室内機の位置を考え、極力見た目が綺麗に取り付けられるようにしましょう。
当社では未経験者から一人前のエアコン職人となれるよう研修制度を設けています。研修後は当社のお仕事を依頼するので、新たな取引先を探す必要もありません。エアコン取り付けの仕事に興味のある方はお気軽にお問い合わせください。
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弊社は平成14年1月にエアコン工事会社として創業致しました。
社名の由来は、電気(Electricity)信頼(Trust)のELEとSTからELEST(エレスト)と名付けました。
職人不足が叫ばれる現代ですが、AIがどれだけ進化しようと、どのような時代になろうとエアコン工事を始めとした電気工事は必要で重要な仕事だと思います。
目まぐるしい速さで変化していく社会情勢や経済情勢の中で、求められている物事を、様々な視点で捉えながら歩み続けております。
事業活動と持続可能な開発目標達成への取り組みを通して、お取引先様や協力業者様にとって『なくてはならない企業』になる為、共存共栄の精神で邁進して参ります。
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